2019/08/06
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キャンプやバーベキュー(BBQ)の前に読みたい肉の部位と焼き方のポイント!
家族や友人たちと楽しむキャンプ。そしてキャンプと言えばバーベキュー(BBQ)といえるほど、肉料理は多くの人々にとって、アウトドアのメインイベントです。
普段、あまり食べられないような豪快なお肉料理をお腹いっぱい食べたいですよね。
この記事では、キャンプ初心者の方だけではなく、経験豊富な方にも役立つ、
バーベキュー(BBQ)でお肉を選ぶ際に参考にしたい部位別の特徴と、おいしい焼き方をご紹介していきます!
おいしいお肉の焼き方をマスターして、キャンプをより盛り上げましょう♪
キャンプやバーベキュー(BBQ)に合うお肉の部位(牛肉編)
キャンプやバーベキュー(BBQ)に小さなお肉を用意してしまい、いざ焼いてみたら、殆どが炭のように焦げてしまった・・・という経験をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
炭火を使うことの多いアウトドアでは、このような失敗はつきものです。
アウトドアでは豪快にお肉を焼いた方が盛り上がりますよね!
せっかくなので、自宅で食べるお肉よりも大きくて分厚いお肉を選びましょう。お肉選びはキャンプの醍醐味です。
・リブロース
リブロースは牛肉の中でももっとも分厚い部位で、肩ロースとサーロインの中間に位置しています。
やわらかさもあり、霜も入りやすいため人気の部位です。
肉の繊維が一定方向に入っているため、バーベキュー(BBQ)にあまり慣れていない初心者の方でもカットしやすいという特徴があります。
キャンプにリブロースを持ち込むなら、その「分厚い」という特徴を活かして、お肉屋さんでは「塊」にカットしてもらうと良いでしょう。
ただし、サシの多いお肉の場合は焦げやすいので、様子をみて返しながら焼いてくださいね。
・サーロイン
サーロインは牛の背中に当たる部位のお肉で、柔らかさが特徴です。
高級部位のイメージもある「サーロインステーキ」はレストランでもおなじみのメニューになっています。
サーロインは、リブロース同様、繊維が一定方向に入っているため、誰でもカットしやすいお肉です。
とてもおいしい部位なので、焦がしてしまうのが心配であれば、なるべく霜の少ないお肉を選ぶと焼きやすいでしょう。
また、網焼きにすると、油が落ちて焦げる可能性が高くなるので、初心者の方には鉄板で焼くことをおすすめします。
・肩ロース
肩ロースは、やわらかい肉質の中に筋が混じる部位で、牛肉らしい食味が楽しめます。
個体差はありますが、筋が混じるため、塊のまま焼き上げる場合でも、焼いた後は薄切りにして仕上げるとお子様にも食べやすくなります。
万人向けの、比較的焼きやすいお肉ですが、薄切りにしたものを焼く場合は焦げやすいのでさっと焼くのがおすすめ。
・テンダーロイン(ヒレ)
テンダーロインは、牛の腰上部分、サーロインの内側に位置する、牛肉の中でもとても柔らかく、高級な部位です。
火を通しすぎるとやわらかさが失われてしまうので、特に焼き加減に注意が必要なお肉です。
全面をさっと焼き、中に肉汁を閉じ込めて、しっかり休ませるとしっとり仕上がり、ゴージャスなバーベキュー(BBQ)に♪
キャンプやバーベキュー(BBQ)に合うお肉の部位(ラム肉編)
ラム肉って、どうやって調理すればいいのか・・・難しいんじゃない?という方も多いかと思いますが、
骨付きのラムチョップなどは炭火で焼くだけで、キャンプやバーベキュー(BBQ)が盛り上がること間違いなし!のお肉です。
バーベキュー(BBQ)をよくやるけれど、メニューがマンネリになりがちな時、これから本格的にBBQを始めよう!という方にもおすすめ!
ラム肉にあまりなじみがないという方も、下記の部位紹介を参考に、ぜひラムバーベキュー(BBQ)にトライしてみてください♪
・モモ(レッグ)
ラムの腰下(後ろ足部分)にあたるモモのお肉で、ラムレッグとも呼ばれます。
やわらかい赤身肉が特徴で、ステーキや、塊のままローストラムなどにすると、あっさり淡白な味わいのとてもおいしい部位です。
・ラック(骨付きリブロース)
背中のお肉で、脊髄で切り分けた塊を「フレンチラック(上記画像参照)」、さらに肋骨ごとに1本ずつ切り分けると、おなじみの「ラムチョップ」となります。
ローストやステーキに適した、柔らかく、ラムのシンボル的な高級部位です。
骨付きの塊のまま豪快に焼き上げる光景は、パーティーをいっそう盛り上げるでしょう!
・ショルダー
ラム肉を使った料理と言えば、ジンギスカンを忘れてはいけません。
ラムの肩肉にあたるショルダーは、このジンギスカンや焼肉に最適な部位です。
キャンプやバーベキュー(BBQ)の場面では、専用のアルミプレートを使用すれば簡単に調理することができます。
お好みのつけだれでお楽しみください。
アウトドアでもプロの仕上がり♪失敗しない焼き方の3つのコツをご紹介!
それでは早速、アウトドアシーンでの上手な塊肉の焼き方をご紹介していきます!
【3つの大事なポイント】
その1:慌てない、焦らない、お肉を常温に戻してから焼くこと!
その2:芯温チェックが肝、焼きすぎないこと!
その3:早く食べたいけどちょっと我慢・・・しっかり休ませること!
これに尽きます。
その1:慌てない、焦らない、お肉を常温に戻してから焼くこと!
冷え冷えの状態からお肉を焼くと、周りはしっかり焦げ目がついていても、
中は冷た~い・・・ということになりかねません。塊肉の場合は特に!
焼きはじめる少し前にクーラーバックから取り出し、しっかりと常温に戻してから焼き始めてくださいね。
※真夏の炎天下の際には時間を短めにして日陰に置くなど、ご注意ください。
その2:芯温チェックが肝、焼きすぎないこと!
お肉の焼き加減は、アウトドアに限らず、切ってみるまでドキドキですよね。
生焼けだったり、焼きすぎてしまったり、なかなかうまくいかないものです。
そんなお肉の内部を、切らずして知ることができる方法・・・それが「芯温チェック」です!!
方法は簡単。竹串(できれば金串)を用意して、焼いたお肉に刺してみましょう。
抜いた串が、お風呂の温度くらい温かくなっていれば、中心まで火が通っている証拠。
串を指す前の目安としては、以下の2点を参考にすると良いでしょう。
①お肉がじんわり汗をかいている状態(肉の水分が表面に出てきている)
②お肉を押してみて、ぐにょっとした生肉の感触から、弾力が出て膨らんできている状態
その3:早く食べたいけどちょっと我慢・・・しっかり休ませること!
お肉が焼けた!さあ食べよう♪
・・・の前に、ちょっと待ってください!!
焼き上がりの後の、「お肉を休ませる」というのが、最も大事なポイントです。
お肉を焼いた直後は、お肉の中の水分が、言わば肉の中で沸騰している状態。
水分がくつぐつ沸騰している状態でお肉をカットしてしまうと、
旨みの詰まったせっかくの肉汁が流れ出て、お肉がパサつく原因になってしまいます。
休ませることで、温度が少しずつ下がり、
お肉の中で滞留していた水分が、お肉の中に再び定着するため、
肉汁を留めたしっとりジューシーな仕上がりになるんです。
焼けたお肉をアルミホイルに包み休ませると、余熱で中まで火が通り、
美味しそうな断面のしっとりした塊肉になりますよ!
この3つのポイントを守るひと手間でお肉がぐっと美味しくなりますから、ぜひお試しくださいね!