2022/12/22

  • New Zealand

美味しさと環境を追求した、ニュージーランドワイン! ~こだわりを知りよりその味わいを楽しみましょう~

美味しさと環境を追求した、ニュージーランドワイン! ~こだわりを知りよりその味わいを楽しみましょう~

ニュージーランドのワインを飲んだことはありますか。

ワインというと、イタリア、スペイン、フランスなどを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
確かにニュージーランドのワイン生産量は、世界第15位と多くはありません。
しかし最近の国際的なワインコンペでは上位に選出され、賞を受賞するなど、その実力は生産大国に劣らず、世界に認められています。

今回は、まだまだ知られていないニュージーランドのワインの魅力について、ご紹介いたします。
このコラムを読み終えるころには、ニュージーランドワインを飲みたくなること間違いなしです。

■ニュージーランドワインの歴史は実は長くない

ニュージーランドでは19世紀からワインが造られていましたが、ワイン産業が急激に発展してきたのはここ40年のお話です。

歴史が浅いニュージーランドワインが急激に発展するきっかけとなったのはソーヴィニヨン・ブラン種で、既存のもののイメージを変える香りと味わいが世界を驚愕させたことでした。
1980年代に「モンタナ(現・ブランコット・エステート)」※のソーヴィニヨン・ブランが国際的なワインコンペで最優秀賞を受賞、90年代には「クラウディ・ベイ」※のソーヴィニヨン・ブランが、米国のワイン専門誌「ワイン・スペクテイター」で絶賛、トップ10入りを果たしたことで、ニュージーランドワインはますます注目されました。

※ワイナリー名


今では、シャルドネやピノ・グリなどの白ワイン、またピノ・ノワールやカベルネ・ソーヴィニヨンなどの赤ワインも国際的なワインコンペの常連になっています。

■評価されているのは、味と品質!

ワインの原料となるブドウを栽培する上で、日照時間の長さはとても重要になります。
ニュージーランドは日照時間が他の国より長く確保できるので、ブドウの完熟度が高くなり高品質のワインを作ることができます。
またニュージーランドは一日のうちに四季があるといわれるほど、寒暖差が激しいことも、ブドウの美味しさを際立てる好条件となっています。

イタリアやフランスなどに比べると歴史が浅いからこそ、古い考え方にとらわれていない点も、美味しさへ挑戦し続ける環境作りにつながっています。
ニュージーランドでは、国や地域にゆかりのない人でも比較的自由なワイン造りに挑戦しています。日本人も醸造家やワイナリーオーナーを起業している方たちがいて、その多くのワインが認められ、なかでも国際コンクールで金賞を受賞している方もいます。

品質といえば、話題になるスクリューキャップ。ニュージーランドでは、このスクリューキャップが99%以上の割合で採用されています。
スクリューキャップは安価なワインと見られがちですが、ワインの品質を落とす一つの原因の「ブショネ」(細菌によって汚染されたコルクによりワインが劣化してしまう)を避けることができます。熟成についてもコルク栓と遜色ないことが、科学研究で立証されており、ニュージーランドのワイナリーは、ブショネのリスクが極めて低い方が良いという判断を選択しています。
合理性を求める新しいワイン産国ならではの特徴とも、言えるのではないでしょうか。

■環境への配慮も忘れない

ニュージーランドでは、1997年にブドウ栽培からワイン醸造における環境保護に対する取り組みをガイドライン化したプログラム「Sustainable Winegrowing NZ(SWNZ)」が設立されました。

このプログラムは、ワインづくりにおけるブドウの栽培や醸造まで、環境保全を目的とした基準が設けられており、世界に先駆けて開始されました。
Sustainableという名称からも、今現在だけでなく「未来」の自然環境も守るという意味が込められています。
その基準は厳しく、化学的な農薬を極力使わずブドウを栽培することだけでなく、醸造時にワイナリーから排出される様々な物質にも細かい配慮が必要となります。また、日々それらのデータを監視、測定をして、環境負荷の削減に努めなければなりません。
ニュージーランドのワイン生産者は、自然や環境保護を尊重する意識が非常に高く、98%ブドウ畑がこの認証を受けています。

■ニュージーランドワインの産地はどこ?

ニュージーランドは全土で気候や土壌がブドウ作りに非常に適していることから、国内各地でワインの生産を行っています。

北島の主要産地は、プロヴィダンスで有名なマタカナ、大手のワイナリーを多く創出してきたオークランドやボルドー系赤品種とシラーの産地で有名なホークスベイ、最初にニュージーランドのピノ・ノワールの存在を世界に知らしめたマーティンボローなど。
南島は、アロマティック系品種で名高いネルソン、ソーヴィニヨン・ブランの聖地マールボロ、またピノ・ノワールはセントラル・オタゴが有名ですが、最近ではワイタキも人気です。

ニュージーランドには約700軒ものワイナリーがあり、その多くは春~秋のシーズンを中心にセラードアを設け、ワインの試飲販売を行っています。
ニュージーランドへ旅行に行く際は、ぜひワイナリーめぐりを楽しんでみてください。

■日本で味わうことができるお店

アンズコフーズ直営レストランWAKANUI GRILL DINING ■ BAR ■ TOKYO(ワカヌイ グリル ダイニング バー東京) は、ニュージーランドワインの最高峰とも言われるプロヴィダンスを始めとして、ニュージーランド産のこだわりのワインを60~70種取り揃えています。
生産量が少なく比較的知名度が低いものの、 サプライズを呼ぶブティックワイナリーのオリジナルセレクションも用意しています。
特別な知識がなくても、専属ソムリエが丁寧に説明してくれるので安心です。この機会にソムリエからちょっとした豆知識を入手しても楽しいです。

またワインに合う、有名な食の評論家に、日本一のラムと絶賛されたニュージーランド産ラムチョップや完全放牧で育てられたビーフ、ニュージーランド産のシーフードや、オーガニック野菜などこだわりのメニューがたくさん。

ワカヌイ グリル ダイニング バー 東京は
都営三田線御成門駅のA1出口から徒歩約6分、
都営大江戸線赤羽橋駅の赤羽橋口から徒歩7分、
東京メトロ日比谷線神谷町の1番出口から徒歩約8分の場所にあります。

ランチは11:30~14:30(L.O 13:30)
ディナーは17:30~22:00までは(L.O 21:00)と昼も夜もお楽しみいただくことができます。
ランチはお子さま用のメニューもありますので、ご家族でお越しいただくことも可能です。
※2022~2023年の年末年始は、12/28~1/5お休みとなります。
営業日については、ホームページでご確認ください。

また、ワカヌイ グリル ダイニング バー東京では、全国にニュージーランド産のワインをお届けできるように、オンラインサイトを立ち上げました。
ニュージーランドに本社がある、アンズコフーズの直営店ならではの厳選したワインは、このサイトを見て、その成り立ちや生産者のフィロソフィーを読むだけでも、強いこだわりを感じていただけるでしょう。

2022年は過去最高の年間輸出額を記録した、ニュージーランドワイン(2022年9月までの1年間)。卓越した風味、品質へのこだわり、サステナビリティが世界に認められたその美味しさを、ぜひ味わってみてください。


※次回は、「ニュージーランドワインに合う、お料理のご紹介~ご家庭で実現可能な、アンズコフーズオリジナルレシピ~(仮称)」をご紹介します。

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