2021/06/02
- New Zealand
ニュージーランド~歴史と美しく豊かな自然環境について~
ニュージーランドとは実際どのような国か、具体的にイメージが浮かばない方も多いかもしれません。
今回は、ニュージーランドの歴史と豊かな自然環境について詳しくご紹介します。
ニュージーランドの豊かな自然環境を知ると、その自然の恵みによるニュージーランドの食にも興味が湧くこと間違いなしです。
最後まで是非ご覧ください!
ニュージーランドの歴史
太平洋の南西に位置するニュージーランドには、北島と南島という2つの主な島と、スチュアート島ほか多数の小さな島々があり、ニュージーランドは、もともと無人島だったと言われています。
長い歴史が島々を豊かにし、移住者が到達する前から多くの自然に恵まれていました。
今から約1,000年前の8 世紀ごろ、太平洋のポリネシア地域からやってきた「マオリ族」が、人類として初めてニュージーランドに移住しました。
そのころ、彼らは巨大な鳥「モア」を狩猟して暮らしていたようです。
マオリ族の移住者が本格的に増えたのは、モアの生息数が大幅に減っていた13~14世紀ごろと言われています。
ニュージーランドに定住したマオリ族の生活は、狩猟主体から、原生林を開墾しての農耕を中心としたものに変化していきました。
代表的な作物は、タロイモやヤムイモ、クマラ(kumara)と呼ばれるサツマイモなどのイモ類です。
他にも、鶏や魚などを食料にしていました。
そうして次第に人口を増やしていったマオリ族は、いくつかの部族に分かれ、集落をつくって暮らすようになったのです。
1642年、オランダ人の探検家エイベル・ジャンツーン・タスマンが南島の西海岸にたどり着きました。
しかし、マオリ族から攻撃された彼らは、上陸せずに退散してしまいます。
それから100年以上経った1769年、イギリス人のジェームズ・クックが、ヨーロッパ人として初めてニュージーランドに上陸しました。
その後、ニュージーランド全土の正確な地図をつくったのもクックで、南島の絶景ポイントとして有名な「マウント・クック」の名の由来となった人物です。
そして、18世紀末ごろにはヨーロッパ人の移住が始まり、ニュージーランドは捕鯨やアザラシ猟の補給地として利用されるようになりました。
1830年代には、イギリス人とマオリ族の交流が盛んになっていました。
そして1840年、北島北部のワイタンギで各部族の首長たちが協議し、イギリスとの間でワイタンギ条約を締結。
その条約により、ニュージーランドはイギリスの植民地となりました。
その後イギリスからの移民は、わずか6年で9,000人を超え、1850年代には原住民のマオリ族を超える数のイギリス人がニュージーランドに定住したのです。
1850年代には金が見つかり、ニュージーランドはゴールドラッシュに沸きます。
1860年には北島でマオリ戦争が勃発しますが、イギリスが勝利。これにより、マオリ族の人口は大幅に減少してしまいました。
1860~70年代には、イギリスからお金を借り、国内の鉄道や通信網などのインフラを整備していきました。
1907年には植民地から脱し、イギリス連邦内の自治領となって、事実上の独立を果たし、
1947年、ついに完全な独立国家となりました。
以上のことからわかるように、ニュージーランドは独立から80年に満たない、歴史的には比較的新しい国です。
1890年時点で約50万人だったニュージーランドの人口は、1912年には100万人以上に増加し、2017年7月には、
約470万人になっています。
ニュージーランドの気候と自然環境とは
ニュージーランドは日本と同じように南北に細長い島国で、四季があります。
国土のほとんどの地域が海岸近くに位置しているため、全体的には温暖な気候です
また、降雨量が多く、地域によりさまざまな気候がみられるところも、日本と似ています。
北部は亜熱帯気候で夏の気温が高く、内陸の高山地帯では冬に雪が積もるほど気温が低くなります。
南半球のニュージーランドでは、季節は北半球にある日本と逆になるため、赤道に近い北部の方が気温の高い地域となります。
また、ニュージーランドは豊かな自然環境で知られる国です。
活発な地熱活動によって作られた地熱地帯の景観と温泉は、ニュージーランドの自然環境を説明する上で欠かせない要素と言えるでしょう。
温泉は北島と南島にも多数あり、地元の人々を癒すだけでなく、ニュージーランド観光の目玉のひとつとしても魅力があります。
なかでも、北島のロトルアは温泉保養地として人気です。
また、地熱は発電や暖房にも利用されています。
他にも、ニュージーランドは全長15,000kmをほこる、美しい海岸線に囲まれた島国でもあります。
北島では、東海岸の広大な砂浜で海水浴や日光浴、サーフィンが楽しめます。
ほかにも、南島の美しい砂浜や荒々しい海岸線など、変化に富んだ景観が見られ、
オーストラリアプレートと、太平洋プレートがぶつかることにより形成された山岳地帯は、北島の1/5、南島の2/3ほどを占めています。
ニュージーランド各地で、山々を河川が浸食し、鉱物が川下に運ばれることで、数百万年かけて広大な平野が作られました。
代表的な例では、南島のカンタベリー平野があげられます。
土地成分に恵まれた広大な平野では、農耕が発達し、ニュージーランドの産業を支えています。
その豊かで美しい景観から、多くの映画の撮影場所ともなっており、中でも「ロード・オブ・ザ・リング」や、「ナルニア国物語」、「ラストサムライ」などのロケ地としても有名です。
一方で、伝染病から家畜を守り、生態系を破壊しないために、ニュージーランドではさまざまな対策が行われています。
特に厳しく管理されているのが、国外からの菌や害虫の流入防止です。
空港では入国者の食品持ち込みを厳しく規制し、靴についた土、植物の種にも注意を払います。
また、飛行機内の消毒も徹底して行われています。
その努力のかいもあり、ニュージーランドには貴重な動植物や、美しく豊かな自然が残っています。
ニュージーランドだからこそ高品質なラム肉を提供できます
自然保護の意識が高いニュージーランドでは、食品の安全に対しても高い基準が設けられています。
それは、ニュージーランド産の食品は安全で高品質であるとの信頼にもつながり、品質のよい食肉などが世界各地に輸出されています。
なかでも、ニュージーランドを象徴する家畜、ラム肉はとても柔らかく、くせの少ない味わいが特徴です。
ニュージーランドは、人口より多くの羊がいることで知られ、ラム肉の生産が盛んな国です。
羊の数は近年減少しているとされていますが、2017年のデータでは約2700万頭。これは同年のニュージーランド人の人口の5.7倍にあたります。
日本では、ラム肉を食べる文化が北海道を除いてはまだ発展途上の段階にありますが、最近はスーパーや通販でも珍しいものではなくなってきました。
食肉向けの羊肉生産と品種改良へのこだわりから生まれたニュージーランド産のラム肉は、今や約80ヶ国以上で愛されています。
アンズコフーズで取り扱っているラム肉は、栄養価の高い牧草とニュージーランドの恵まれた自然環境でのびのびと育った仔羊たちのお肉。
アンズコフーズで扱うラム肉のすべては、厳選されたニュージーランドの真面目な生産者たちが育て、ニュージーランド国内3ヶ所のアンズコフーズ自社工場で加工されています。
こうして、飼育の現場から出荷まで一貫して顔が見えることにより、アンズコフーズでは安全・安心かつ品質の良いラム肉をご提供しています。
柔らかくて、美味しい、アンズコフーズのニュージーランド産ラム肉は、日本国内各地のスーパーでもお取扱頂いています。
ぜひ一度お買い求めください!