2024/07/09

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美味しいラム肉のバーベキュー!部位の選び方と焼き方のコツ

美味しいラム肉のバーベキュー!部位の選び方と焼き方のコツ

家族や友人たちと楽しむBBQ(バーベキュー)。「ラム肉」でいつもと一味違う豪華なバーベキューにしてみるのはいかがでしょうか。

ラム肉で有名なニュージーランドでは、週末家族で集まり羊肉や牛肉でバーベキューを楽しみます。

当記事では、ラム肉の卸販売に携わって約40年の実績を持つ「アンズコフーズ」がバーベキューでおすすめのラム肉の部位や下ごしらえの方法、焼き方、レシピを紹介します。

おいしいお肉の焼き方をマスターして、BBQをより盛り上げましょう♪

バーベキューにおすすめのラム肉の部位

キャンプやバーベキュー(BBQ)に小さなお肉を用意してしまい、いざ焼いてみたら火加減が難しく、炭のように焦げてしまった・・・という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

炭火を使うことの多いアウトドアシーンでは、自宅で食べるお肉よりも大きくて分厚いお肉を選んで、豪快に焼くのもバーベキューの醍醐味です。

ここではバーベキューにおすすめのラム肉の部位を紹介します。

・モモ(レッグ)
ラムの腰下(後ろ足部分)にあたるモモのお肉で、ラムレッグとも呼ばれます。
やわらかくジューシーな赤身肉が特徴で、ステーキや、塊のままローストラムなどにすると、あっさりしていながらも、ラム肉の赤身の旨味が味わえるおすすめの部位です。

・ラック(骨付きリブロース)
背中のお肉で、脊髄で切り分けた塊を「フレンチラック(上記画像参照)」、さらに肋骨ごとに1本ずつ切り分けると、おなじみの「ラムチョップ」となります。
ローストやステーキに適した、柔らかく、ラム肉本来の旨味を存分に味わえるラムのシンボル的な部位です。

骨付きの塊のまま豪快に焼き上げる光景は、BBQをいっそう盛り上げるでしょう!

・ショルダー
ラム肉を使った料理と言えば、ジンギスカンを忘れてはいけません。

ラムの肩肉にあたるショルダーは、このジンギスカンや焼肉に最適な部位です。
キャンプやバーベキュー(BBQ)の場面では、専用のアルミプレートを使用すれば簡単に調理することができます。

たっぷりの野菜も用意して、お好みのつけだれでお楽しみください。

ラム肉の下ごしらえ方法

ひと手間かける派の方には、美味しいラム肉BBQにするために、事前に下ごしらえをするのもおすすめです。
今回はよりラム肉の味わいを引き立てる方法とお肉を柔らかくする方法の2つをご紹介します。

〇ラム肉の味わいを引き立てる方法
ラム肉の香りは、脂肪部分に含まれる「フィトール」という物質によるものです。
羊が食べる牧草(青草)が分解される過程で、青草に含まれる葉緑素がフィトールに変化します。
ラムの香りがお好きな方はそのままでももちろん美味しいのですが、反対に少し苦手な方は脂肪部分を事前にできるだけ取り除いておくことで、より食べやすくなります。

さらに、野菜や果物、スパイスなどを使ったタレにあらかじめ漬け込み、お肉に下味をつけておくのもBBQシーンにはおすすめです。
ラム肉はクミンやローズマリーといった香辛料やハーブともとても相性が良いので、お好みの味付けを探してみるのも楽しいですね♪

自分で味付けするのが面倒、という方には、既に味付けされた冷凍加工品の「ラム厚切り焼肉」がおすすめですよ!
やわらかい厚切りのラム肉と、甘辛いしょうゆベースのたれはご飯にも、お酒にもピッタリです。

アンズコフーズのニュージーランド産のラム肉は、柔らかくラム肉特有の香りが穏やかですので、ラム肉をあまり食べたことがない方にもぜひ食べてみていただきたいお肉です。

〇お肉を柔らかくする下ごしらえ
下ごしらえでお肉を柔らかくする方法は、「プロテアーゼ」という酵素が効果的です。
プロテアーゼは、お肉に含まれる筋繊維などのたんぱく質を分解し柔らかくする役割をしてくれます。

以下に、プロテアーゼが含まれる食材をご紹介します。
・きのこ類(まいたけ、エリンギなど)
・野菜類(大根、キャベツ、玉ねぎなど)
・フルーツ類(パイナップル、キウイ、りんご、いちじくなど)
・発酵食品(麹、味噌、ヨーグルトなど)
・はちみつ

例えば、下ごしらえの段階ですりおろした玉ねぎやヨーグルトなどに漬け込む方法やはちみつを表面に塗ることで、お肉がより柔らかく仕上がります!

バーベキューで使える!ラム肉の焼き方

バーベキューはお肉の焼き方が重要。せっかく準備したお肉も焼き方次第では台無しになることも少なくありません。

ここでは、ラム肉の焼き方を3つのポイントにまとめました。
是非こちらのポイントを参考に、バーベキューで美味しいお肉をお楽しみください!

【3つの大事なポイント】

その1:慌てない、焦らない、お肉を常温に戻してから焼くこと!
その2:芯温チェックが肝、焼きすぎないこと!
その3:早く食べたいけどちょっと我慢・・・しっかり休ませること!

これに尽きます。

その1:慌てない、焦らない、お肉を常温に戻してから焼くこと!

冷え冷えの状態からお肉を焼くと、周りはしっかり焦げ目がついていても、
中は冷た~い・・・ということになりかねません。塊肉の場合は特に!

焼きはじめる少し前にクーラーバックから取り出し、10~15分ほど常温に戻してから焼き始めてくださいね。
※真夏の炎天下の際には時間を短めにして日陰に置くなど、ご注意ください。


その2:火が通った合図を確認することがポイント、焼きすぎないこと!

お肉の焼き加減は、アウトドアに限らず、切ってみるまでドキドキですよね。
生焼けだったり、焼きすぎてしまったり、なかなかうまくいかないものです。

そんなお肉の内部を、切らずして知ることができるコツを下記にまとめました!

方法は簡単。竹串を用意して、焼いたお肉に刺してみましょう。
抜いた串が、お風呂の温度くらい温かくなっていれば、串を抜いて透明な肉汁が出てくれば、中心まで火が通っている目安。

串を刺す前の目安としては、以下の2点を参考にすると良いでしょう。
①お肉がじんわり汗をかいている状態(透明な肉汁が表面に出てきている)
②お肉を押してみて、ぐにょっとした生肉の感触から、弾力が出て膨らんできている状態

その3:早く食べたいけどちょっと我慢・・・しっかり休ませること!

お肉が焼けた!さあ食べよう♪

・・・の前に、ちょっと待ってください!!

焼き上がりの後の、「お肉を休ませる」というのが、最も大事なポイントです。

お肉を焼いた直後は、お肉の中の水分が、言わば肉の中で沸騰している状態。
水分が沸騰している状態でお肉をカットしてしまうと、
旨みの詰まったせっかくの肉汁が流れ出て、お肉がパサつく原因になってしまいます。

休ませることで、温度が少しずつ下がり、
お肉の中で滞留していた水分が、お肉の中に再び定着するため、
肉汁を留めたしっとりジューシーな仕上がりになります。

焼けたお肉をアルミホイルに包み休ませると、余熱で中まで火が通り、
美味しそうな断面のしっとりした塊肉になりますよ!

この3つのポイントを守るひと手間でお肉がぐっと美味しくなりますから、ぜひお試しくださいね!

アンズコフーズではお肉の焼き方を他にも紹介しています。

バーベキューを安全に楽しむために

バーベキューを安全に楽しむために気を付けたいのが食中毒です。
バーベキューでは普段の料理と違い保存方法などに気を付ける必要があります。

今回は、農林水産省によるバーベキューでの食中毒予防のポイントを引用し、まとめさせて頂きました。

ポイントを抜粋すると以下の点に注意が必要です。

・運搬時には新鮮な食品(肉や魚介類)をビニール袋に入れて食材同士がくっつかない
ようにする

・食材は保冷したクーラーボックスに入れ、涼しい場所に置く

・調理時には手洗いを忘れず、加熱する食品と加熱しない食品のまな板や包丁は分ける。

・生肉は中心まで火を通す

・調理用と食べる箸を区別し、食品は中心までしっかり加熱し、焦げすぎに注意。食べ終わったら残り物は捨てること

正しい知識を身につけ、安全で楽しいバーベキューにしましょう。

ラム肉を美味しく味わえるレシピ4選

実際にバーベキューでも使えるラム肉料理を4つ紹介します。
前述したラム肉の部位が使えるレシピばかりですのでぜひ参考にしてください。
※フライパン使用のレシピですが、アウトドアBBQでは、ダッチオーブンやスキレットなどで代用してみてください。

ラムもも肉と彩り野菜のホイル焼き 玉ねぎソース
野菜とラム肉をアルミホイルに包んで焼くだけの簡単レシピ!
バーベキューでお肉と野菜を美味しく食べたい方に必見です。

【材料2人前】
ラムもも肉(ステーキ用) 2枚 約180g
塩、こしょう 各少々
オリーブオイル 小さじ 1
じゃがいも 1個
さやいんげん 4本
パプリカ(赤) 1/4個
玉ねぎ(すりおろす) 1/4個分
【A】醤油 大さじ2
【A】砂糖 大さじ1と1/2
【A】酒、酢 各大さじ1
【A】オリーブオイル 小さじ21
水 50ml
【作り方】
1.ラムもも肉(ステーキ用)は両面に塩、こしょうをふる。
じゃがいもは洗って皮付きのまま8等分に切り、水にしばらくさらしてから耐熱容器に入れてラップをかけ、電子レンジ(600W)で3分加熱する。
(※アウトドアのBBQでは冷凍ポテトや加熱済みのじゃが芋を保冷して持参がおすすめ)
さやいんげんは5cmに切り、パプリカ(赤)は縦半分に切る。

2.オリーブオイルの半量をアルミホイルの中央に塗る。ラム肉1枚をオリーブオイルの上にのせ、上下を返して肉の両面に油をまとわせたら中央におく。肉のまわりにじゃがいも、いんげん、パプリカの各半量を添える。

3.アルミホイルの手前と奥側を重ねて折りたたみ、両端を内側に折りこむ。これを同様にもう1つ作ってフライパンに並べ、蓋をして中火で3分加熱する。

4.火を弱め、水を鍋肌からそっと加えて再び蓋をし、3分蒸し焼きにする。加熱が終わったら器に取り出す。

5.空いたフライパンに玉ねぎ(すりおろす)と【A】を入れて中火にかけ、煮たったら混ぜながら1分加熱する。色が濃くなり、水分が飛んでとろみがついた状態になったら火を止め、4に添える。

ラムラックのフライパンロースト

豪華なバーベキューにしたい時におすすめ!ラムラック(ラムチョップに切り分ける前の骨付き塊肉)のローストです。

【材料4人前】
ラム骨付きロース 1ブロック
玉ねぎ(薄切り) 1/2個
人参(薄切り) 1/4本
A:オリーブオイル 大さじ2
A:塩 小さじ1
A:粗挽き黒コショウ 適量
A:すりおろしニンニク 小さじ1
B:醤油/みりん 各大さじ1
B:赤ワイン 1/4カップ
B:ローリエ 1枚

【作り方】
1.ラムにAをすりこみ常温で1時間程なじませる(夏場は30分程度)

2.熱したフライパンにオリーブオイル(分量外)を引き、ラムと野菜を入れ、強火で4~5分ラムの全面に焼き目をつける

3.Bを回し入れ、野菜をラムの上にのせ蓋をし、15分弱火で蒸し焼きにする(途中1度ラムを裏返す)

4.竹串を肉の中央に刺し、透明の肉汁が出て、また串の真ん中が温かくなっていれば完成。冷たい場合は中まで加熱できていないので、様子を見て再加熱する

5.切り分けて器に盛り、お好みのソースを添えて完成

※お好みでクレソンなどを添えても◎

ラムチョップと長いものステーキ

定番のラムチョップで美味しいステーキを!ラムチョップを使って普段とはひと味違うバーベキューを是非味わってみてください!マリネ液は事前に混ぜておくだけで簡単!

【材料2人前】
ラム骨付きロース 4本
長いも 200g
A:塩 こしょう 少々
A:すりおろしニンニク 少々
A:オリーブオイル 大さじ1
B:クリームチーズ 50g
B:おろし玉ねぎ 小さじ1
B:塩 小さじ1/4
B:砂糖 小さじ1
B:こしょう 少々

【下準備】
・ラム肉にAを混ぜ合わせたマリネ液をすりこみ、常温で約20分ほどなじませる。
・ボウルにBの材料をすべて入れ、よく混ぜ合わせてオニオンサワークリームを作る。

【作り方】
1.長いもの皮をむき、1.5cm厚さに切る。
強火で熱したフライパンにオリーブオイル(分量外)を引き、長いも、ラムを並べ蓋をして約2分焼く。

2. 裏返して反対の面も同様に2分焼いたら、火を止め
約1分置き肉汁を落ち着かせる。

3. 器に盛り、お好みでベビーリーフ、オニオンサワークリームソースを添える

ラムの厚切りステーキ オリエンタルソース

バーベキューのメインディッシュに豪華なラム肉の厚切りステーキはいかがでしょうか。
市販の焼肉のタレなどとも相性抜群です!



【材料2人前】
ラムももまたは肩肉(ステーキ用) 2枚
舞茸(ほぐす) 100g
A:ニンニク(すりおろし) 少々
A:塩/コショウ 少々
A:オリーブオイル 大さじ1
■オリエンタルソース
☆マヨネーズ 大さじ1
☆オイスターソース 小さじ1
☆ごま油 小さじ1
☆牛乳 小さじ1 
☆豆板醤 少々



【作り方】
1.ラム肉にAを絡め、15分ほど置く。
☆の材料を全て混ぜ合わせてソースを作っておく。

2.熱したフライパンにオリーブオイル(分量外)を引き、1のラム肉と舞茸を入れ蓋をして強火で2分焼く。

3.ひっくり返し、裏面も同様に約2分焼き、火を止めてそのまま約1分落ち着かせる。

4.ラム肉を切り分けて舞茸と器に盛り、ソースを添えて完成。

まとめ

バーベキューの炭火焼でも、ポイントを押さえればおいしくお肉を焼くことができます!
アウトドアシーンや、ご家庭でのバーベキューの際、是非アンズコフーズのラム肉を焼いてみてくださいね♪
お求めは、全国のスーパーで「ニュージーランド産」の表記と、アンズコフーズのマークが目印です!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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