2024/07/09
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ラムとマトンの違いとは?栄養素の違いやおすすめレシピも!
そもそも、ラムとマトンの違いって?
どちらも羊のお肉である「ラム」と「マトン」、それぞれの違いをご存じでしょうか。
羊肉は、永久門歯の本数や月齢で「ラム」と「マトン」の呼び方が変わります。
「ラム」は、一般に生後約1年未満で永久門歯が1本も生えていない仔羊のことです。
「マトン」は、生後約2年以上で永久門歯が2本以上生えた羊のことを指します。
ラムの方が小ぶりで羊肉の独特な香りやクセが少なく、淡白で柔らかな肉質が楽しめる、初心者の方にも食べやすいお肉です。
一方マトンは旨味、脂がしっかり感じられるので羊肉の風味が好きな方に好まれています。
今回の記事ではラムとマトンの違いについて、ラム・マトンの特徴や栄養素、レシピなどをご紹介します!
ラムとマトンお肉の特徴
冒頭でラムとマトンの違いについて説明させて頂きました。
ラムはマトンと比べると比較的に羊肉の独特な香りやクセが少なく、柔らかくてジューシーな味わいで、世界各国の食シーンで楽しまれているお肉です。
有名なのは「ラムチョップ」でヨーロッパでは国民的なごちそうの食材として愛されています。日本でもラム肉と言えば骨付きのこの部位をイメージされる方が多いかもしれません。見栄えも良いのでBBQ(バーベキュー)やご馳走のシーンでも親しまれています。
マトンは、ラムに比べると羊肉の香りが強く、お肉に弾力があります。羊肉を食べ慣れている方はマトンが好きという方も珍しくありません。
スパイスの効いたカレーやタレで漬け込むなど味付けの濃い料理で食べることも多いです。
ラムとマトンの栄養素での違いは?
ラムとマトンでどのような栄養素の違いがあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ラムとマトンに含まれる栄養素やカロリーなどを比較します。
・マトン/もも/脂身つき/生(100g当たり)
カロリー:205kcal
炭水化物:0.1g
たんぱく質:18.8g
脂質:15.3g
鉄分:2.5g
・ラム/もも/脂身つき/生(100g当たり)
カロリー:164kcal
炭水化物:0.3g
たんぱく質:20.0g
脂質:12.0g
鉄分:2.0g
※日本食品標準成分表2020年版(八訂)から引用
ラムとマトンで含まれている栄養素に大きな差はありませんが、同じもも肉でも、ラム肉の方が脂質とカロリーが低い数値となっています。
ラム肉は一般的に高たんぱくの食品で、筋力トレーニングを行う方や、健康を気遣い赤身肉を選んで召し上がる方にもおすすめしたいお肉です。
スプリングラムとは?春から初夏に育ったラムのこと
ラム肉の中にもスプリングラムと呼ばれるニュージーランド産のラム肉があります。
ニュージーランドは、南半球に位置し日本と季節が真逆のため、9月〜12月が春〜初夏にあたります。
ニュージーランドの9月〜12月は、気候が温暖で豊富な水資源と豊かな土壌の中で良質な牧草が育ちます。
その一年の中で最も栄養価の高い牧草を食べた仔羊がスプリングラムになります。
ラム・マトンどちらにもおすすめのレシピ3選
簡単♪ラム肉のスパイスカレー
スパイスやヨーグルトと漬け込むことで、お肉がより柔らかくなり、羊肉の香りともマッチした一品。本格的なスパイスカレーを手軽に作ることができるレシピです!
【材料(2人前)】
ラムもも肉(角切り) 250g
☆プレーンヨーグルト 1カップ
☆ケチャップ 大さじ2
☆ガラムマサラ 大さじ1/2
☆塩・こしょう 各小さじ1/2
【ルーの材料】
サラダ油 大さじ2
◎クミンシード 小さじ1/2
◎しょうが(すりおろし) 小さじ1
◎にんにく(すりおろし) 小さじ1
玉ねぎ(みじん切り) 1個
ガラムマサラ 大さじ1
◆トマト(1㎝角ざく切り) 1個
◆レーズン 大さじ2
◆砂糖 小さじ1
塩 適量
ナン、またはライス お好みで
ゆで卵、刻んだパクチーなど お好みで
【作り方】
01.ラムもも肉は、☆を混ぜ合わせたヨーグルト液に漬け込み、冷蔵庫で半日ほど置く。
02.鍋にサラダ油と◎を入れ、弱火で香りが立つまで炒める。玉ねぎとガラムマサラを加え、
粉っぽさがなくなるまで更によく炒める。
03.02の鍋に◆と01のラム肉をヨーグルト液ごと加え、全体を混ぜる。
中火で沸騰させ、時々かき混ぜながら15分ほど煮込む。
04.少しとろみががついたら、味見をして必要なら塩で味を調える。
ナンまたはライスと、お好みの付け合わせやトッピングを添えて完成。
やわらかラムもも肉のナヴァラン(トマト煮込み)
トマトと一緒にじっくり煮込んだ柔らかなラム肉(マトン)と、うま味の溶けだしたスープを堪能できます。
【材料(2〜3人前)】
ラムもも肉(ダイスカット) 250g
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
小麦粉 大さじ2
オリーブオイル 適量
玉ねぎ(半月スライス) 1/2個
タイムまたはオレガノ 少々
ホールトマト 1缶
水 適量
固形スープの素 1個
◇砂糖 小さじ2
◇塩 少々
◇こしょう 少々
【作り方】
01.ラム肉に塩、こしょうで下味をつけ、小麦粉をまぶし、オリーブオイルを引いたフライパンで焼き色がつくまで炒め、取り出しておく。
02.深鍋にオリーブオイルを引き、スライスした玉ねぎを炒める。
玉ねぎが半透明になったら、タイム(又はオレガノ)と、ホールトマトを加える。
03.1のラム肉を2の鍋に加えて、肉がひたひたに被る量の水と固形スープの素を加え、蓋をし、弱火で15~20分程煮込む。
※肉の柔らかさをみて、煮込み時間は調整して下さい。
※様子を見て、必要なら途中で水を加えてください。
04.仕上げに◇で味を調え、盛り付けて完成。
粗びきが美味しい!ラムのガパオライス
人気のタイ料理「ガパオライス(ひき肉のバジル炒めご飯)」を羊肉で!
フライパン1つで、クセになる本格的な味わいです♪
薄切りを刻んだ粗びき羊肉の旨味と、バジルの香りが食欲をそそります!
【材料(2~3人分)】
ラムひき肉 300g
パプリカ(赤/2㎝角) 1個
にんにく(すりおろし) 小さじ1
しょうが(すりおろし) 小さじ1
酒 大さじ1
ごま油 大さじ1
バジルの葉 適量
A:しょうゆ 大さじ1
A:オイスターソース 大さじ1
A:砂糖 小さじ1
A:塩・コショウ 少々
B:ご飯 適量
B:卵(目玉焼き) 2~3個分
【作り方】
01.フライパンにごま油、にんにく、しょうがを入れ、弱火で香りが出るまで炒め、ラム肉を加えて強火でしっかり炒める
02.1に酒を加え、アルコールを飛ばしたら、Aの調味料を合わせておいたものを加え、よく混ぜながらさらに炒める
03.2にパプリカを加え、しんなりしたら火を止め、バジルを加え、余熱でバジルがしんなりする様、全体をざっくり混ぜ合わせる
04.器にBのご飯とラムガパオを盛り付け、目玉焼きを乗せて完成
レストラン等ではラム、マトンそれぞれの特徴を生かして調理されているので、羊肉がお好きな方は食べ比べなどしてみるのも楽しいですね!
アンズコフーズのニュージーランド産ラム肉は、やわらかくクセの少ないお肉なので、ご家庭で塩こしょうしてフライパンで焼くだけでも、美味しくお召し上がりいただけます。
是非スーパーで探して、ご家庭の献立やBBQなどで調理してみてください!
目印は「ニュージーランド産」の表示とアンズコフーズのロゴマークです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。